top of page
真吾 枝

たまには、枝の想いを書いてみました。

更新日:2023年4月28日

自分の人生で唯一継続できたものが理容業です。


『理容業だけは絶対に逃げないし、辞めない』


理容師という仕事は絶対に辞めない

という前提で理容業界に入り

結果が残るまでは必ずやり続ける。


ただ、Smilehairに入社をした当初は本当に何も考えずにただ毎日を過ごしていました。


1日の営業が終わりそうになると、ワクワクするくらいのモチベーションで過ごしていたのを覚えています。


しかし、当時の枝の店長はそんな枝を見て毎日お説教をしてくれました。


何の為に生きているのか?』

『何の為に仕事をしているのか?』


バックルームに連れられて毎日1時間同じ質問を3年間受け続けました。


何回も同じ質問をされるので、何回も気持ち悪くなって吐きそうになっていました。


とにかく「説明のつかないことはするな」という白黒100%タイプの上司です。


おかげさまで、何事に対しても考える癖が身につきました。


お店の中で問題が起こると必ず質問をされます。


『この問題の本質は何なんだ?』


問題の表面上ではなくしっかりと中身を見て、根本的な問題解決をしないといけないという考え方です。


当たり前ではありますが、教えてもらわないとなかなか気付けない部分でもあります。


本質に対して常に考えさせていただいたおかげで、色々な角度から物事を見て考える癖が身に付きました。当時の店長にロードオブザリングの本質について聞かれた時は、膝がガクガクしました。


しかし、この教えを素直に実行したおかげで後に枝は大失敗をすることとなります。


良くも悪くも素直に受け入れ続けた枝ですが

自分のサロンを持つとこの考え方だけではスタッフと全く上手くいきませんでした。

本質を考えてスタッフに伝えているのに、何故か伝わらない、、、


物凄く悩む時期がありました。


間違いなく自分の中では正しいというのがわかっているのに、教え通りにやってきている事なのに全くスタッフへは通用しませんでした。


この時の枝は中途半端な自信と頭でっかちになりすぎていて

ずっと空回りを続けていました。


失敗を続けていくうちに、正論だけでは物事は上手くいかないことに気付き始めました。


0か100だけの判断だけでやってしまうと、自分の物差しが極端に短くてスタッフの良い部分が見えにくくなってしまっていたのです。


物事の本質を見た上で0か100だけでは測れないものが沢山あるので、柔軟に対応をしていかなければいけませんでした。


誰でも会社を辞めたくて入社をしてくる人はいません。

誰でも遅刻をしたくて遅刻をしてしまう人はいません。

誰でも問題を起こしたくて起こす人はいません。


正に十人十色 全ては柔軟性とバランスです。


沢山の失敗をしてきて気付かされたもの



一人一人何かしらの問題を抱えていて、その一人一人の問題の本質を柔軟に解いてあげることが枝のやるべき仕事です。


昔の枝は、ダメならダメで例外は無く、全く柔軟性の無い人間でした。


その影響で、合わないと思ったスタッフはすぐに辞めてしまいました。


今思うとそのスタッフに本当に申し訳の無い事をしてしまっていました。


初めから辞めるつもりで入社をしてくれた人はいないはずです。僕が間違えた考え方をしていて離職をしてしまっていたのです。


今の北浦和一号店の形になるまでに本当にたくさんの人にスタッフとお客様に迷惑をかけてきてしまいました。(現在もコロナの影響で全ての方に本当にご迷惑をおかけしております)

こんなにめちゃくちゃな事をやってきてしまった僕ですが、昔よりは多少は人の気持ちを考える事が出来ているのでは無いかなと思います。

考え方を毎日伝え続けてくれた師匠。

めちゃくちゃな枝について来てくれるスタッフ達。

そんなチームを愛してくれる沢山のお客様。

どれだけ感謝をしてもしきれないです。

本当にありがとうございます。

僕は現場でスタッフやお客様とワイワイ仕事をするのが理容業の醍醐味だと思っています。


その時は、そもそもが仕事をしているという概念でも無くなります。


しかし今はその現場を平日は離れて、未来を作る為に本当にやらなければならない仕事に集中をさせてもらっています。


現場を離れる事は怖い部分もありました。第一線で現場でお店をまわして指示を出して来たので、今まで自分が現場にいないという状況はあり得ませんでした。


平日の現場をスタッフに丸投げして分かった事が、スタッフがすでに十分に成熟しているという事でした。


枝がいなくても自分達で話し合って、考えて、答えを導き出せる

メンバーが揃っていました。現場で一緒にいると見えなかった一面が距離を置いてみると改めて気付かされる事が多々あります。


今のメンバーは本当にグループを盛り上げてくれる熱いメンバーが揃っています。


16年間理容師をやっていて、ここまで人として素晴らしいメンバーが揃った事はありません。


一人のスタッフの誰かが調子悪くなってしまうと、みんなで飲みながら朝まで話し合っていました。


終電を逃してお店に泊まってでも後輩を想う先輩がいます。



そんな本気で仕事を頑張ってくれるスタッフへ、お返しできる事は将来を自由に選択できる状況を作ってあげる事だと僕は思っています。


枝がスタッフの将来を決めるのではなく、たくさんの将来の選択肢の中からしっかりと自分に合った将来設計ができる手助けをするという事です。


その為に今やらなければいけない目の前の事をワクワクしながら取り組んでいる状況です。


今回、コロナでお店を一定期間閉める事となってしまいましたが、改めてお客様が安心して通えるサロン作りが何より大切だと気付かされました。


先を作る事も大切ですが、今やるべき事をしっかりとこなし

関わる人全ての幸せにつながるサロン作りを目指していきます。







Commentaires


bottom of page